So-net無料ブログ作成
前の10件 | -

北海道縦断&ラッセルツアーのはず,だったんですけど..... [紀行]

2019年3月3日の日記

61D サロベツ1号.jpg サロベツ1号(東恵橋にて)

今日,北海道から帰ってきました。先週の28日の木曜から年休取って北海道に行っていました。

目的は乗りつぶしと撮り鉄です。ようやく今回でJR北海道を乗りつぶす計画です。

実は,2年前に乗りつぶし目的で渡道しているんですが,本当だったらそのときに終わっているはずなんですけど......。

室蘭本線の洞爺と有珠駅の間にある,北入江信号場で貨物列車が脱線し,室蘭本線が不通となり,乗りつぶし予定だった,東室蘭~室蘭間に乗りに行けなかったのです。今日はリベンジです。

それにしても,室蘭本線の特急が走る区間は全部複線だと思っていました。複線だったら代用閉塞で早期に復旧できたと思いますけど。ごくわずかに単線区間が残っているんですね......。

と言う次第で,今回は前回の計画のやり直しです。

また,あとiruchanは未乗区間として,宗谷本線の音威子府~幌延間が残っています。何でこんな真ん中の中途半端な区間が残っているんだ?

実は,30年前,iruchanは稚内へ行っているのですけど,そのときは羽幌線~天北線経由で行って帰ってきたので,宗谷本線のこの区間には乗っていないのです.....(爆)。

あ~,あの頃は本当によかったな~~[晴れ]

まだ北海道にはたくさんローカル線が残っていて,鉄道でいろんなところに行くことができました。こちらで書きましたけど,iruchanが乗れたのは羽幌線,天北線の他,標津線,士幌線,幌内線,歌志内線,瀬棚線,函館本線上砂川支線,湧網線,名寄本線,といったところで,広尾線や渚滑線,池北線,美幸線,興浜南北線には乗れませんでした。すでに,iruchanが渡道したときには渚滑線や興浜南北線,広尾線,胆振線は直前に廃止になっていました。もう少し早く行けていればよかったのですけどね。湧網線には乗ったのに,湧別~中湧別間の枝線に乗っていないのも残念です。乗っていたら,また,ついでに時刻表にも載っていなかった四号線という仮乗降場で降りたりしていたら,今,相当,自慢できると思うのですけどね.....[雨][雨]

深名線は当時,並行道路が未整備,と言うことから廃止対象から外れ,存続していたのですが,時間の問題,と考えて乗りました。ホームがあるだけの湖畔駅など,ものすごい雪に驚いた記憶があります。あれから8年も存続したのはちょっと驚きです。池北線は長すぎて,片道3時間もかかるし,第3セクター化が決まっていたので乗らなかったのが残念です。

と言う次第ですが,とりあえず,室蘭へ行くことにします。電化してあっても,枝線区間なので行きにくく,美濃赤坂とか,和田岬なんかと同様,乗りつぶしの最後にする人もいると思います。

羽田から,Air Do 57便で函館空港へ.....。早朝,6:55発,8:15着です。五稜郭駅8:59発の "スーパー北斗" 5号に乗るので,大慌てです。

でも,羽田のゲートは500番。なんか変! 普通はゲートは2桁の番号のはず....。

なんと,久しぶりのバス接続でした.....[雨]

500番ゲート.jpg バス接続でした....

以前にも,バンコクへ行く夜行便がこうだった記憶があり,これで2回目ですけど,ちょっといやな予感がします.....。

予想通り,定刻の6:55になっても飛行機のドアが閉まりません。そのうち,スッチーのおばさんお姉さんから,"ただいま,ご搭乗のお客様をお待ちしておりますので,離陸がしばらく遅れます....." とのこと.....orz。

こうやって,よく遅れますよね~。特にバス接続の場合はバスが往復するだけ時間がかかりますし,そもそもバス接続のゲートがわからなくて迷っているお客さんもいますから余計です。

結局,離陸は10分遅れ。皆さんに迷惑がかかりますから,空港には早めに到着してゲートで待ちましょう。

しかも,普通はこれくらいの遅れだと取り戻してくれて,というよりだいたいは定刻より早めに着くのでチャラになるかと思ったのですけど....。やはり定刻+10分遅れでした......orz。

こうなると大慌て。"スーパー北斗" 5号は五稜郭発で8:59ですから,空港からタクシー飛ばして3分前に着きました。やれやれ。

それに.....。
 
函館空港に着いてみて,やはりいやな予感がします。全然雪がないんです!
 
暖冬とは聞いていましたけど,道南はほとんど雪が消えていて,特に道路はアスファルトが露出していて,普通に走れる状況です。大沼のあたりは少し雪がありましたけど,東室蘭のあたりはもう,除雪してないところに少し雪が残っているくらいでほとんど雪が消えています。これじゃラッセルは走らんな.....[雨][雨][雨]

それにしても函館空港~五稜郭駅間は意外に距離があるのですね~。Googleマップじゃ,近くにみえましたけど....。距離は10kmほどです。それに,今よく見てみるとなんと,函館駅の方が近いんですね~。驚きました。函館駅の方が8.5kmと2kmほど近いんですね。五稜郭へまっすぐ行く道がないためのようです。そういえば,タクシーは狭い道をくねくねと走っていました。しまった~~。皆さん,函館空港からは函館駅の方が近くて早いです。

それにしても何とか "スーパー北斗" 5号に乗れて,安心。

スーパー北斗5号.jpg スーパー北斗5号(五稜郭)

走り出してすぐに気がつきました。あれ,なんと,藤城線の細い高架橋が見えるじゃないですか!!

これ,事故で藤城線が不通でもない限り,絶対に見られない光景なのを忘れていました。下りの "北斗" は藤城線を通る(正確には通っていた,ですけど)ので,高架が見えるわけがないのです。

藤城線はこちらで書きましたけど,函館本線の複線化と勾配緩和を兼ねて,1966年に国鉄が建設した線路で,開通後,下りの優等列車はこの線を通るようになり,旧本線は通りません。しかし,2016年3月26日のダイヤ改正で北海道新幹線が開業したため,途中の渡島大野駅が新函館北斗と改称し,新在連絡のため,"北斗" は旧本線経由となりました。実に,50年ぶりに特急が復活したわけですね~。このことをiruchanは忘れていました。藤城線自体,特急が通らなくなると廃止との噂もありましたが,今も貨物が通るので残っています。

ただ,新幹線が全線開業すると "北斗" も廃止となり,ダイヤ的には旧本線だけで余裕でしょうし,藤城線を第3セクターの鉄道会社が引き継ぐとは思えません。JR貨物の第1種営業線となるかもしれませんけど....,貨物列車の存続自体が青函トンネルでの貨物,新幹線共用の観点から連絡船復活(おそらくは本当に連絡船じゃなくて,苫小牧あたりから本州への貨物船利用だと思いますけど),という話もありますので,どうなるかわかりませんから,また廃止の議論が起こるでしょう。"スーパー北斗" の車窓から見える藤城線の写真を撮っておけばよかった.....。

とはいえ,北海道新幹線の開業のおかげか,藤城線経由のローカル列車が3本でき,今も乗りつぶしができるのがよかったと思います。おそらく,"北斗" が旧本線経由となり,ローカルをこちらに移動させてダイヤを空けたのだと思います。

函館本線時刻表.jpg

    ローカルも藤城線経由のものがあります

少しスーパー北斗5号は遅れましたけど,無事にキハ40に乗り換えて室蘭着。ここで9分あるので,室蘭駅名物の母恋めしを買って昼飯にしようと思っていたのに,お店は休業中。

事前にGoogleで調べて知ってはいたのですが,お店はシャッターが降りています。

本当は室蘭で1泊して焼き肉食べて地球岬へ行ってみたいのですけど,また次回です。

また,実を言うと,2月28日はJR北海道の車内販売が最後の日で,前回も電話をして予約して長万部のかにめしを頼んでいたので今度も,と思っていたのですが,すでに大幅に車内販売は縮小され,"スーパー北斗" 6, 8, 10, 13, 15, 17号のみとなっています。5号じゃ,車販はないんですね~~。

全国的に車内販売が縮小されていますけど,コンビニのせいですね~。といって,弁当買う間もなかったりしたら困るんですけど....。JRさんも経費がかかると言うことでしょうが,そもそも直営でやる必要なんて全くないのでは? どこか,やる気のある業者さんに任せるだけのことだと思いますけどね....。車内でゆっくり弁当食べたり,コーヒー飲んだりすることができるのがクルマやバスと違って列車のよいところだと思います。

室蘭駅で母恋めしが買えなかったので,折り返しの列車に乗って苫小牧へ。ここでまるい弁当さんのほっきめし弁当を買おうと思います。前回,南千歳の駅で買ったら非常においしかったので....。

でも,今回はちょっと我慢して,ホタテ弁当にしました。滅多に来れないのに,前回と同じなのも芸がないので。

ホタテ弁当.jpg これもとてもおいしかった.....。

苫小牧での接続は12分なので駅員さんに売り場を聞いたら,改札横の喫茶店の窓口だそうです。無事に駅弁をゲットできてよかったです。ほっきめしも非常に気に入りましたけど,このホタテ弁当もとてもおいしく,結構ボリュームもあって気に入りました。また新千歳空港に着いたら駅で買いたいと思います。

それにしても昨年9月6日の胆振東部地震から半年経ちますが,40人を超える方がお亡くなりになり,今も多くの方が仮設住宅で生活されています。謹んでお悔やみ申し上げますとともに,お見舞い申し上げます。

さて,ここからは特急で札幌に行き,旭川まで "ライラック" (ィは大きい。なんのこっちゃ!?)で行ってもよかったのですが,どうにも室蘭本線の沼ノ端~追分間を乗った記憶が曖昧です。DD51牽引の51系客車で乗りつぶした記憶があるのですけど....。

一応,時間はあるので,室蘭本線のローカルで岩見沢へ行くことにしました。これから1時間半ほど,キハ40に乗ります。

さすがに,沼ノ端から北海道の原野を走りますが,周りの雪は結構,あります。ただ,といって,ラッセルで雪かきするほどか,と言うと普通に列車が走れる状況だし,晴れて雪解けも進みそうで,やはり望み薄のようです.....orz。

ただ,どうにも列車が遅い! 追分までの速度は最高30km/hくらいか,という気がします。おそらく,空転を警戒しているのだと思いますが.....。

予想通り,岩見沢着は13分遅れ。"ライラック" 21号に乗る予定でしたが,完全に乗り遅れました。仕方ないので30分遅れの23号にしました。

何にもこの日は予定がないのでよかったですけど,運転士さんはひと言も放送せず,ちょっと驚きました。何で遅れたのか,説明もないし,ひと言,"列車が遅れましてお詫びします" くらい,言えないのか,と思っていたら親切な方からご教示いただきました。地震の影響で徐行しているそうです。実際,JR北海道のWEBに情報が載っていますが,Yahoo!路線情報や駅から時刻表などのネットの時刻表は所定のままになっています。室蘭本線は遠浅~三川間で徐行していて,10~15分程度遅れています。皆さんお気をつけください。

    ☆          ☆          ☆

さて,旭川の駅レンさんでレンタカーを借りて,15kmほど先の当麻駅へ向かいます。今日のお宿は当麻駅すぐのまさ屋旅館さんです。昔ながらの駅前旅館です。とても部屋も風呂もきれいだし,BSも映るし,WiFiも使えるので助かります。なにより炊きたてご飯で心のこもった温かい夕食がありがたかったです。特に,魚の好きなiruchanは自家製のサケの西京漬けやニシンの煮付けがとてもうれしかったです。ニシンって,焼魚,と思っていたのですが,北海道では煮付けもあるのですね。とてもおいしかったです。そういえば,最近,BSでやっていましたけど,稚内港ではリールでニシンが釣れるんですね。一度,やってみたい~。

で,なぜ当麻かというと.....,やはり旭川の中心部よりも離れた方が宗谷と石北本線の撮影に便利だからです。特に,旭川~比布,伊香牛くらいの間は両線が並行しているので,両線で撮影するには便利です。

さすがに夕方なので,両線ともラッセルの運転はずっと先に行っちゃっていますので,特に鉄をすることはないのですけど,当麻駅でローカルと8074レを撮りました。

8074レ.jpg 8074レ(当麻)

翌朝は朝5時起きで,石北本線の北日ノ出の撮影ポイントへ。6:15頃,雪552レが通過するはずなんですけど.....。

やっぱり,来ませんでした。当麻周辺では結構積もっているんですが,肝腎の線路はほぼ除雪不要,と言うレベルですから,石北峠などで除雪が必要なくらい積もっていない限り,運休だと思います。

仕方ないので,宗谷ラッセル狙いで,音威子府まで,120kmほど,道央道や名寄・美深道路を走って行ってみますが,やはり運休でした.......[雨][雨][雨]
 
おまけに,ぜひ,音威子府ではそばを,と思ったのですが,駅の常磐軒さんはやはり休業中。Googleでわかっていましたけど,どうも半年くらい休業されているようです。他にそばを食べに来たお客さんがいましたが,残念そうでした。
 
音威子府駅.jpg 音威子府駅
 
天北線資料室.jpg 構内の天北線資料室
 
音威子府そば.jpg おそば屋さんは休業です。
 
仕方ないので,近くのお店で食べましたけど.......TVがガンガンかかっていてうるさいし,隣のおっさんはそば待っている間にタバコふかしているし,ちょっと感じ悪かったです。そば食う前にタバコ吸うんかい,って思いますけどね....。なんか,悪いんですけど店はうるさくてラーメン屋みたいな印象でした。
 
ラッセルは動いていないようなので定期列車を撮りながら当麻に戻りました。それにしても途中で立ち寄った東恵橋は有名撮影地ですが,すごいですね~。ラッセル走るときは数十人集まるらしいですし,地元の警察が交通整理するくらいだそうですけど,きれいな写真が撮れる場所ですね。
 
4328D.jpg 4328D
仕方ないので,翌日は石北本線の定期列車を撮りました。"オホーツク" もキハ183系の0番台での運転は終了し,500番台ばかりとなりました。 

4527Ds.jpg 4527D(北日ノ出~桜岡)

4526D.jpg 4526D

キハ40の勇姿を見るのももうしばらくかもしれません。

82D 大雪2号s.jpg 82D 大雪2号(伊香牛~愛別)

さて,土曜日の夜に "サロベツ" 3号で稚内に向かいました。これで,音威子府~幌延間の未乗区間を乗りつぶしします。本当は昼間にのんびりとローカルで乗りつぶしたいですが,日程上,やむを得ません。

それにしても,"サロベツ" 3号は稚内行きの最終の特急ですが,ガラガラ。iruchanが乗った1号車指定席は4人しか乗っていませんし,自由席を見ても数人で,列車全体でもせいぜい20人くらい,といった感じです。

63D サロベツ3号.jpg サロベツ3号(旭川)

宗谷本線高速化事業により,2000年3月から "スーパー宗谷" が登場し,特急3往復体制になったのですが,どうも聞くところによると高速化前の急行3往復時代の方がたくさん乗っていた,というので心配していましたが,どうやら本当のようです。

確かに,釧路や帯広,網走,北見と言ったところだと高速バスの方が便利なので,特に "オホーツク" もガラガラだったりするのですが,稚内だとまだ高速道路は士別までなのでそれほど影響はないのでは,と思いましたが,稚内~札幌間の高速バスの方が時間もそれほど変わらないし,本数は倍だし,料金は4割安くらいなので,バスの方が安くて便利,と言うことなのでしょう。実際,iruchanも道内の移動に何度も高速バスを利用しましたが,バスの方が安いし,時間も早くて便利と思いました。だから結構,バスも混んでいるんですよね。

とうとう,JR北海道も去年のダイヤ改正から "オホーツク" と "宗谷" のダイヤを改正し,半分は旭川止まりとなり(札幌直通の "宗谷" は1本だけ),はっきり言ってだと思います。一応,料金は通しでいい,と言うことになっていますが,乗り換えは不便。せっかく座ったのに,途中で乗り換え,その上,座れない,というんじゃ,バスの方が便利でしょう。切符を買うにも,指定を取るにも別々の列車じゃ,めんどくさいですしね。

これはやはり元に戻していただきたいと思います。それに,確かに札幌直通じゃ,車両がギリギリ,と言うことなんでしょうが,それだったら "オホーツク" と "サロベツ" は2両編成とし,旭川~札幌間は電車特急に併結でいいと思います。すでに電車と併結する技術は "オランダ村特急" (古~~っ!)とか,JR北海道ではキハ201系で実現しているし,そもそも2両だったらエンジンは停めて,"ゆぅとぴあ和倉"(もっと古~~っ!)みたいにブレーキ変換器だけ積んで,トレーラーでいいと思います。

なんか,JR北海道は車両に投資しすぎ。高性能な車両はいいけれど,投資対効果をよく考えていないようだし,ローカルはキハ40ばかりでサービスはひどいです。ようやく新車を投入するか,と思ったらH100形は量産しない様子。今さら電気式ディーゼルカーはないでしょう。気動車じゃ,どうしてもエンジンの冷却系が必要だし,冬期は凍結しちゃうので夜間でもアイドリングしないといけないし,トルコンが廃止できても大してメンテは減らないでしょう。ここはJR九州みたいにバッテリーカーにすべきです。むだに高度な技術開発に投資をせず,こういう風に柔軟に他社や過去の技術を使って,合理的な輸送を心がけてサービス向上を図っていただきたいと思いました。

また,ダイヤも大いに疑問。最終の特急 "サロベツ" 3号の5分後に快速 "なよろ" 7号が出て,乗車時間は30分違うんですけど,そう大して時間は変わらないんじゃ,名寄までのお客さんは車内で一杯やって快速でいいや,と言うことになると思います。同じように地元からカネもらって高速化した本州の西の方のケチな会社はさすがに西商人らしくがめつくて,特急と快速が1時間おきに交互に出る,と言うことになっていて,さすがに1時間は待てんよな,というダイヤになっていますが,ちょっとは見習った方がいいんじゃ,と思いました。

    ☆          ☆          ☆

結局,23:47定刻に稚内に着きましたけど,降りてきたお客さんはiruchanを含めて6人。こんな夜中に降りる人は少ないと思いますけど,札幌の出発は18時半くらいなので,ビジネスには便利な時間帯のはず。もっと乗っていてもよいですよね~。

あとでホテルマンから聞きましたけど,線路に入り込んだ鹿のせいで20~30分程度遅れることが多いそうです。そういや,鹿って,線路に沿ってず~っと逃げていく,なんて話を聞きましたけど,北海道だとラッセルで除雪されていて,雪の壁があるので,線路の外に逃げようがないそうで,驚きました。やっぱ,北海道は大変です。

稚内駅1.jpg とうとう着きました......。

今夜は駅前のサフィールホテル稚内。豪華な部屋と朝食で満足でした。さすがに午前0時を回っているので風呂入ってすぐ寝ました。

翌朝は本当だったら雪371レ,372レを撮りに行きたいところですが,運休なので軽く市内観光。

30年前は宗谷岬まで行っています。当時は北海道ワイド周遊券だったので,一度,天北線で南稚内駅まで行き,そこからバスに乗ってバス代を節約したのを覚えています。

でも,今回はそれほど時間もないし,もう宗谷岬は行ったので,ドーム桟橋を見てからノシャップ岬へ。

ノシャップ岬1.jpg ノシャップ岬

宗谷岬ほどじゃないですけど,晴れていればサハリンも見えるし,壮大な広い景色がよかったです。

帰りは一度,稚内駅へ寄ってそこで駅弁を買いました。稚内空港は空弁がないらしいので.....。

もちろん,稚内駅では有名な四大かに弁当をゲット。TVでも見ました。一度,食べてみたいと思っていました。稚内からは1日1往復しかない東京便のNH572便で帰りました。空弁もないし,稚内空港はやはりちょっと寂しかったです。

機内で昼飯。稚内空港発は13:15ですから,結構,お弁当広げてるお客さんがいました。

機内で食べる四大かに弁当はサイコ~[晴れ]

四大かに弁当.jpg 稚内立売さんの四大かに弁当

iruchanは北陸の人間だから,ズワイガニが一番と思っていましたが,このお弁当だと毛ガニが一番おいしかったです。

ふと窓の下を見てみると.....,

シューパロ湖.jpg

雄大な大雪山の景色が美しかったです。この湖はシューパロ湖ですね~~。

ようやくこれでJR北海道も乗りつぶしができました。残念ながら,毎年くらい,北海道に冬に行っていますが,今年は暖冬でラッセルが走らず,残念でした。2月末~3月に遠軽で待っていると,必ずラッセルが来ましたから,今年は異常です。親切な当麻のまさ屋旅館の女将さんに伺いましたが,2月の3連休にどかっと降ったけど,翌週からどんどん解けて雪が消えた,とのことです。実際,ラッセルも2月第4週までは動いていたようなので,来年はリベンジしたいと思います。

道新.jpg こりゃ,あかん.....

当麻のまさ屋旅館さんで読んだ3月2日付の北海道新聞によると,札幌で平年の35%など,2月の道内の降雪量は過去最小だったようです。

北海道縦断ツアー切符2.jpgこれで無事にJR北海道完乗です[雪]

nice!(10)  コメント(3) 

ACE 6石スーパートランジスタラジオキットAR-606~ゲルマニウムTr版~の音質改善 [ラジオ]

2019年2月10日の日記

今日は先日,完成したACEの6石トランジスタラジオの音質について書いてみたいと思います。

残念ながら,せっかく完成したのに,音質はキン,キンと高音ばかり出て,また,かなりひずんでいて,聞きにくい音質でした。

とはいえ,これはACEのラジオが悪いわけじゃなく,Trラジオ全般に言えることですよね。そりゃ,Trラジオは何より小型なのが最大のメリットで,そのため,スピーカが小さいし,また箱も小さいので低音なんて出るわけがなく,音が悪いのも当たり前,という気がします。

ただ,そうは思っていたのですけど.....。

実を言いますと,以前作った,英Mullard社の最初期のOC70などのガラス製ケースに入ったTrを使ったラジオの音質が意外にいいのです。

これ,作った本人がびっくりするくらい音がよく,低音も豊かだし,Trラジオ特有のひずみっぽいキン,キンという音じゃありません。

スピーカだってφ57mmのアルニコSPですし,ACEとほとんど同じ口径です。何か,MullardのTrを使ったラジオはいい点があるようです。とはいえ,ごく普通の6石スーパーで変わったところはありませんが,まあ,ひょっとして例のBlack Bulletと呼ばれるガラス封止の黒いTrのせいかな,と言う気もするのですが....。

とはいえ,ACEのAR-606もごく標準的な6石スーパーの回路で,何も変わったところはないのですけど.....。

ということで,チョッとACEのラジオのf特を調べてみました。

オーディオ初段の2SB175のベースにテストオシレータをつなぎ,また,SPの代わりに8.2Ωの抵抗をつないで,オシロで観察してみました。

AR-606 低周波部f特測定.jpg f特を測定します。

すると....。

まずは驚いたのは100Hzの正弦波ですら満足に増幅していません。非常にひずんだ波形で,ACEの回路はごく標準的なものですから,標準の6石スーパーってこんなものなんでしょう。これじゃ,低音が出ないわけです。

100Hz.jpg 100Hzの出力波形

で,これは何が原因かというとおそらくアイドリング電流が不足しているためと思います。もともと,Trラジオは電池で動くわけですから,電池の寿命を延ばすため,極端に電流を絞った設計となっています。

一番に疑うのはB級の出力段です。HiFiオーディオアンプでも出力段のアイドリング電流はきわめて重要なファクターで,iruchanは100mA以上流すことにしています。もっとも,ラジオじゃ,そんなに流せませんけどね.....。

ところが,今回は出力段じゃなく,ドライバ段のアイドリング不足でした。

オシロで,出力の2SB172およびドライバの2SB175のコレクタの波形を観察してみると,▲のように波形がひずんでいるのはドライバ段でした。

う~~ん,ちょっと意外。

確かに,出力段は1mA程度のアイドリング電流が流れていますが,なんと,ドライバ段は測ってみると0.038mAと極端に小さいです。もう少し電流を流してやらないとやはりひずんでしまいます。

ということで,ドライバ段のバイアス回路を変更し,アイドリングを少し増やしてやります。

ACEのAR-606に限らず,Trラジオは電流帰還型バイアス回路となっています。ゲルマの時代は特にそうで,本機もこの回路になっていますから,少しいじって電流を増やしてやります。

この30kΩを8.2kΩに減少させました。ドライバの2SB175のアイドル電流は1.32mAと大幅増量です。

おそらく,Trラジオは,電池の消耗を防ぐため,ギリギリまで電流を下げる設計がしてあるため,ひずみが生じやすいのだと思います。当時の電池は性能も低いですしね~。今はアルカリ電池もありますから,ある程度,電流を消費する回路でもいいと思います。

100Hz-1.jpg 100Hzの波形です。

少しノイズが乗っちゃっていますが,きれいな正弦波になりました。ラジオなので,局発を止めて測定しないとこういう風に高周波のノイズが乗っかっちゃいます。

ここまで来て,f特を計り直してみます。

低周波部f特.jpg

    低周波部のf特です。1kHz=0dBとしました。

低周波が大幅に改善されて,3dBほど改善です。70Hzくらいまではフラットなので,まあ,こんなものかと思います。

ただ,やはり気になるのは2kHzからダダ下がりな特性ですね~。

それに,AMラジオの高音が出ず,HiFiじゃない,と言う問題は皆さんもご存じの通り,昔から議論されていて,それはIFTなど,高周波部分の通過帯域幅が狭く高音が出ない,と言う問題がもとからあるのですが,これは低周波回路のf特なので,高周波部分の問題じゃありません。

とりあえず,考えられるのはドライバのトランスのL分と,パラに入っているCが共振し,高周波にピークを持っていることですね。

実際,AR-606のOPT1次側には0.02μFのセラミックコンデンサが入っています。また,ドライバトランスにも同じ容量のコンデンサが入っています。

AR-606 低周波部回路.jpgAR-606の低周波部回路

これは工藤利夫著 "初等トランジスタラジオ教科書" (オーム社,1971年)によると,高音の改善のためらしいです。ただ,本の図は20kHzくらいにピークがあるので,本機は低すぎます。

結局,これらのコンデンサを撤去しました。

低周波部f特3.jpg修正後です。

若干,高音域が改善され,-3dBで高域カットオフが2.5kHzだったのが4kHzくらいとなりました。

これでもまだiruchanは不満で,もっと改善したいと思います。SP端で計測したらほぼ重なるので,高周波はドライバ段で決まっているようです。次なる手はドライバの2SB175を交換してみようかと考えています。CQ出版社のトランジスタ規格表にはfTの記載がないのですが,ネットには750kHzという値が出ています。もとはOC75なので,こんなはずはなく,もっと低いのでは,という気がします。

低域のピークも気になりますけど,まあ,こちらの方はスピーカが小さいので,低音の改善になるかと思います。

また,本機は感度がよすぎて,ボリウムを最小に絞っても結構な音量で鳴ります。夜中に1人で聞くには音が大きすぎ,という感じがしますので,▲の回路図のように,VRの前に2.7kΩを挿入して,音を小さくしました。

      ☆          ☆          ☆

それにしても,トランジスタラジオの周波数特性って,こんなものなのですね。これじゃ,音がよいわけありません。トランス結合増幅回路なのでしかたないか,と言う気もします。6dBくらいのNFBをかけてやればフラットになるのに,という気がしますが,一応,オリジナルを尊重してやめておきます。



nice!(8)  コメント(0) 

ACE 6石スーパートランジスタラジオキットAR-606~ゲルマニウムTr版~の調整 [ラジオ]

2019年1月28日の日記

さて,今週の休みは先週組み立てたACEの6石スーパートランジスタラジオキットの調整を行いました。

実を言うと,組み立てたままの状態でもほとんど調整なんてしなくてもよいくらい,高感度だったのですけど.....。

一応,iruchanもラジオマニアなので,無調整のまま放っておくわけにはいかないので,調整します。

スーパーのラジオは何カ所も調整する箇所があります。まずはIFTから調整をはじめます。

☆IFTの調整

スーパーのラジオの中間周波増幅回路は回路的には 同調増幅器+バンドパスフィルタ の組み合わせです。

Trラジオの場合はIFTの1次側が同調回路になっていて,2次側には同調用のコンデンサはなく,非同調となっています。真空管の場合は両方とも同調回路となっていて,複同調となっています。

Trラジオの場合は,Trの入力インピーダンスが低く,せっかく2次側を同調回路にしておいてもQが低くなって同調回路にしておく意味がないから,ですけど,初期のTrラジオは真空管ラジオ同様,複同調となっているものがあります。

複同調回路となっている場合は調整が面倒で,1次,2次ともに同じ周波数に同調させちゃうと,単峰特性と言って,通過帯域が狭くなっちゃうので適度に1次,2次の同調周波数をずらして,いわゆる双峰特性にする必要があります。

Trラジオの場合はそもそも同調回路が1次側にしかないので,単峰特性になっちゃいますが,もともとTrラジオ用のIFTのQは低いので普通は問題になりません。

調整は,3個あるIFTの同調周波数をIFに合わせればOKです。

で,問題はIFの周波数なんですけど.....。

一応,JISでは455kHzと決められているんですけど,iruchanはTrラジオの場合は450kHzで調整することにしています。

というのはPLLシンセサイザ式のラジオの場合は450kHzとなっていることが多いですし,AMステレオのラジオは450kHzで調整されているからです。昔のIFTは当然,455kHzで作られていますが,これくらいの同調周波数の変更は可能です。

さて,調整法ですけど,まずはテストオシレータに1mくらいの電線をつないで,アンテナにしちゃいます。ラジオと数十pFのコンデンサをつないで直結する人も多いようですけど,面倒なので横着しています。

テストオシレータを1kHzくらいで変調しておけば,スピーカからピーッと言う音がするので,それが最大になるように調整すればOKです。

一応,iruchanはオシロを持っているので,検波出力をモニターして最大になる位置に調整しました。▼の写真のように,検波用DiのカソードにプローブをつなげばOKです。IFTのコアは局発側から,,黒という順に並んでいて,最後の黒は検波用Diにつながっていて,これはインピーダンスが低いのでいちばんQが低く,逆に言うと帯域がブロードすぎて調整しにくいので,色のコアから調整します。

IFT調整.jpg IFTの調整

☆トラッキング調整

これが大変面倒です。真空管の時代は3点調整とか,単一調整なんて言いましたけど,要は,指定された帯域の電波がきちんと受信できるように調整することです。

日本を含むアジア地域では中波の放送波帯は531kHz~1602kHzと決められていますから,この周波数の範囲をきちんと受信できるようにします。

真空管の時代はバリコンがアンテナ側と局発側で等容量の430pFなり360pFなりの容量のものが用いられていて,この場合,局発側のバリコンにパディングコンデンサと呼ばれるトリマーコンデンサを直列につないでいます。このとき,きちんと 受信周波数-中間周波数 が455kHzとなるのは3点しかなく,この3点をきちんと合わせることから,3点調整と呼ばれました。普通は600,1000,1400kHzで一致するようにあわせます。

まあ,真空管の時代でも中波専用のものなどは親子バリコンと言って,アンテナ側と局発側で容量が異なるものを用いましたので,うまく調整すればほぼ全帯域に渡って455kHzとすることができます。

Trラジオではもう今じゃ,短波と組み合わせたラジオというのはほとんどありませんから,大部分,このようなバリコンを使っているし,さすがにTrラジオはエアバリコンなんて使わず,ポリバリコンを使いますので,そうなるとバリコンの羽根の数や大きさがパッと見,まったくわからないので,親子バリコンとは言わず,トラッキングレスバリコンと言います。ポリバリコンじゃ,等容量のものを見つけるのが難しいくらいで,2連のものはほとんどトラッキングレスだと考えてよいと思います。

と言う次第なので,結局,Trのスーパーラジオのトラッキング調整は,まず,局発を531+450で986kHzから,1602+450=2052kHzまで発振させればよいことになります。今だとオシロや周波数カウンタが手に入りますから,これらを使って調整するのが簡単です。

superheterodyne同調曲線.jpgAMスーパーラジオの局発

真空管ラジオや短波付ラジオの場合,アンテナ側と局発側で同じ羽根の大きさの等容量バリコンを使っているときはパディングコンデンサが必要となり,また,  の曲線は湾曲し,3点でしか同調周波数と局発周波数の差は455kHzとなりません。

Trスーパーラジオ局発周辺.jpgAMスーパーラジオの局発回路周辺

ただ,直接,局発コイル(LOSC:コア赤)の両端にプローブをつけるとプローブの容量が邪魔をして周波数が変化しちゃいますから,iruchanは局発のTrのコレクタにつなぎます。予め,ここにプローブをつなげるよう,テストポイント(T.P. ピン端子)を設けておきました。

osc, antコイル調整1.jpg トラッキング調整

まずはダイヤル(バリコン)をいちばん低い位置に合わせ,ここで986kHzくらいで発振するよう,色のコアを回します。次にダイヤルを高い位置に合わせて今度はバリコン背面にある2つのトリマのうち,局発コイルとパラに入っているCtOSCを回して2052kHzになるようにします。

これを何度も繰り返して986kHzと2052kHzで発振するようにあわせるのですけど,結構,周波数カウンタの表示はばらつきますし,コアやバリコンの種類によってはどうしても調整しきれないこともありますので,ある程度で妥協することも多いです。特に自作する場合は局発コイルもバリコンもバラバラに買ってくるのですからなおさらです。

ACEのCK-606は本当によくできていて,どちらもきちんとあわせることができました。

☆アンテナコイルの調整

さて,この次はバーアンテナについているアンテナコイルを調整します。

これをやらない人も多いですし,放っておいてもたいていはきちんと鳴るので,あきらめてもいいのですけれど,これをきちんと調整すると非常に高感度になりますので,きちんとやっておきましょう。

さて,先ほどのトラッキング調整で,一応,局発は指定された周波数範囲で発振するので一応,カバレージは合っているはずなんですけど,肝心のアンテナコイルとバリコンの同調曲線がうまく中間周波分だけ局発とずれていないとうまく受信できません。▲のグラフで言うと,  と の線が平行になっていないといけません。

よく,高い方の周波数の局はうまく受信できるけど,低い方はダメ,とか,その逆という現象がありますけど,これはこのアンテナコイルの調整がうまくいってないラジオです。高感度のラジオは全帯域に渡って非常に高感度です。

この調整はバリコンのアンテナコイル側トリマと,バーアンテナの外周に巻かれているコイルの位置です。指ではさんでずらすとボディエフェクトで調整がうまくいきませんので,セラミック製の調整ドライバなんかでずらします。

ANTコイル調整.jpg
  ボディエフェクトに注意してANTコイルをずらします。

テストオシレータで600kHzくらいの周波数を発振させ,ダイヤルも600kHzくらいにあわせます。

このとき,アンテナコイルを左右にずらしてみて,ピーッと言う音が最大になる位置に止めます。マスキングテープなんかで仮止めするとよいでしょう。


今度はダイヤルを高い方にして,1400~1500kHzくらいの周波数を出して,それがきちんと受信できるよう,バリコンのアンテナコイル側のトリマを回したり,アンテナコイル自体をまたずらしたりします。

これをまた何回も繰り返して,どちらもいちばん大きな音がする位置で固定します。

位置が決まったら接着剤で固定します。iruchanはセメダインの透明エポキシで固定しました。

こうするとようやくスーパーのラジオの調整が終わりです。

       ☆          ☆          ☆

改めて放送を受信してみると,やはり少し下側に移動しています。NHKもきちんと正規の位置で受信できるようになりました。低周波,高周波ともに感度がよく,こういうラジオの場合はノイズも多い傾向がありますが,本機はノイズは少なく,とてもいいラジオだと思いました。

続いて,f特を測定してみました。ご興味のある方はこちらへ。


nice!(8)  コメント(0) 

ACE 6石スーパートランジスタラジオキットAR-606~ゲルマニウムTr版~の製作 [ラジオ]

2019年1月20日の日記

ACE 6石トランジスターラジオキット7.jpg 長年,探していました.....

ACEの6石スーパーラジオキットを入手しました。

これ,iruchanが中学の頃,近所のラジオ屋さんで売られていて,ずっとあこがれていました。

ただ,たぶん値段は2,500円くらいだったと思うのですが中学生の小遣いじゃ,とうてい買えず,また,iruchanも電子回路の知識も不十分なのであきらめていました。

当時,ラジオ屋さんではいちばん,高価な品物だった,と思います。ガラスケースに入って麗々しく飾ってあり,少々,恨めしく思ったのも事実です。

その後,社会人になってからも秋葉の部品屋さんでよく見かけましたし,買っておけば,と思うのですが,一度も買ったことがありませんでした。もう,その頃には真空管のアンプやラジオも組み立てができていて,今さらラジオのキット? なんて思ったのも事実です。

でも,時は流れ,もはや6石スーパーのキットなんてなくなってしまいました。最後まで,明光電気のCherry CK-606が売られていましたが,2,3年前に製造中止となったようで,もう,市場で見かけることはなくなりました。今は中国製の粗悪な7石スーパーラジオが売られているくらいですね。iruchanはCherryのCK-606は,本当はシリコンTr仕様なのに,わざわざゲルマニウムTrで組み立てたり,後からオリジナルの通り,シリコンで組み立てたりしています。

国内でトランジスタラジオのキットというと,ACEのものが有名で,HOMERは1石や2,3石のレフなど,Trの少ないものが有名で,今でもオークションに出ますが,ACEも1,2石のものはありましたが,こちらはどちらかと言えば,6石や8石のスーパーがよく売られていた気がします。

実は,iruchanは最近まで,HOMERの6石スーパーはなかった,と思っていました。それほど見かけなかったわけですが,どうやら実際にはあったようです。

CherryのラジオはシリコンTr版しかなかったようで,どうもかなり後から製造されたようですが,ACEやHOMERはゲルマニウムTrのバージョンがあります。特に,ACEのはゲルマ版とシリコン版と2種類あるようで,回路が多少異なるので,基板が違うのはもちろん,ケースも少し,正面のデザインが異なるようです。

iruchanはやはり,ACEのラジオというとゲルマニウムTrがよく,なんとかゲルマ版が入手できないかと探していました。

オークションで入手しました。完成品でも4~5,000円はします。未組み立てのキットだと1万円くらい,という感じですが,多少安く入手できました。

ACE 6石トランジスターラジオキット1.jpg ようやく入手できました。

実を言うと,ゲルマニウムTrとシリコンTrじゃ,かなり音が違います。CherryのCK-606で両方作りましたけど,ゲルマの方が聞きやすい感じです。

と言うことでACEのAR-606のゲルマニウム版を探していたところ,なんとか未組み立てのキットを入手することができました。別に完成品でもよかったのですが,完成品の場合は組み立てた人の技量によって性能や配線が大きく異なるため,可能なら未組み立ての方がよいです。結構,キットの組立品って要注意で,アンプなども危険な配線がしてあったり,イモはんだで音が出なかったり,すぐに故障したりして,痛い目に遭うことがありますから,気をつけないといけません。

ACE 6石トランジスターラジオキット2.jpg 中身です。

残念ながら,ドライバ用の段間トランスがありませんでした。現行品で代用します。

    ☆          ☆          ☆

さて,ACEの6石スーパーのキットを組み立てたいと思います。Trのラインナップは

2SA102(conv.)-2SA101(1st. IF)-2SA101(2nd.IF)-2SB175(LF)-2SB172(out)

とオール松下のラインナップです.......orz。あまりこの会社の製品は昔も今も好きじゃないので.....。

ACE 6石トランジスターラジオキット3.jpg オール松下です.....[雨]

それぞれ,MC1022SA102),MC101(2SA101),OC752SB75), OC722SB72)という旧型番があります。いずれも蘭Philips傘下の英Mullardの開発です。松下電器はPhilipsと1952年に業務提携したので,技術導入して同規格のものを製造しました。こちらでも書いていますが,OC72が一番古く,1954年の開発です。もっとも,松下=Philipsの業務提携で半導体が含まれるようになったのは1956年の契約更改以降のようですから,松下版のOC72はその年以降の製造だと思います。

ただ,MCではじまる型番はPhilips系のTrの型番じゃありません。どうも,AF101と同特性の高耐圧版のようですから,松下独自のTrのようです。MC101の開発年はわかりませんが,高周波用は難しかったので,1958年以降だと思います。

もう,現在じゃ,2SA101以外は入手は困難でしょう。まあ,2SC1815のようなシリコンTrでもTO-92のTr自体が絶滅危惧種ですから,ゲルマニウムTrなんてもはや博物館入りですね。ちなみに,ACEのAR-606やCherryのCK-606のシリコン版はオール2SC1815のようです。ただ,おそらく,どちらも初期の頃のものは2SC372だと思います。CK-606は最後期は2SC3198でした。シリコンの時代になるとfTも向上し,Pcも大きくなって1つのTrで出力でも使えたりするので,オール2SC1815なんてラジオが多く,ちょっとつまらない感じです。ゲルマの時代は高周波,IF,低周波,出力で全部,違う石が使われていましたけど.....。

さて,AR-606の組み立てですが,Trに関してはiruchanも2SA101以外の手持ちはありませんので,キットのTrを使うことにします。手持ちのゲルマニウムTrを使おうかとも思いましたが,オリジナルを尊重したいと思います。

入手したキットはほぼ完品でしたが,なぜかドライバ段のトランスのみ入っていません。どこかで,昔,紛失してしまったのでしょう。

まあ,段間トランスは8kΩ:2kΩのトランスを使うのが普通なので,山水のST-22がぴったりです。

出力トランスはキットの付属品が入っていましたけど,あまりにコアが小さく,音が悪そうなので,段間と同じく,山水のST-32(1.2kΩ:8Ω)にしたいと思います。やはりコアボリュームが小さいとインダクタンスが稼げませんから低音が出ず,トランジスタラジオ特有のキン,キンという音になってしまい,聞きにくいので,できるだけ大きなトランスを使いたいものです。

なお,どちらも山水のは高いので秋葉のシオヤ無線さんで売っている互換品を使いました。値段も安いし,性能もよいです。ただ,いずれもキット付属品より大きいので,基板の取付穴を開け直しています。もっとサイズの大きなものもありますが,ケースに支えちゃいますので,ここで我慢します。

ACE 6石トランジスターラジオキット5.jpg トランスです。

いちばん右がオリジナルの出力トランスで,左が段間のSD-22(8kΩ:2kΩ)とSD-32(1.2kΩ:8Ω)です。山水のトランジスタ用トランスの互換品です。ずいぶんとコアボリュームが違います。

あと,改良点としては,アンテナコイルとバリコンの間に5.6ΩをいれてQダンプしています。こうすると同調がブロードになって,音もHiFiになります。

残念ながら,回路図はなかったのですが,基板上に記号がシルク印刷されていますから,簡単です。

全部で3時間ほどもあれば配線が終わります。

ACE 6石トランジスターラジオキット基板.jpg 完成基板です。

入念にチェックした後,電源を入れますが,その前に,本機はゲルマニウムTrを使っているので,Trのコレクタにはマイナス電圧がかかることを忘れちゃいけません。シリコンと同じように電源を配線すると逆に電圧がかかっちゃうので十分気をつけてください。

ACE 6石トランジスターラジオキット基板1.jpg 局発周辺です。

  やはりメタルキャンのゲルマTrはいいですね~~[晴れ][晴れ]

バリコンやIFTは純粋な日本製です。ケミコンもレトロでとてもいい感じです。Bellコンデンサと表記してありますが,どこの会社の製品だったのでしょうか。

驚いたことに,やはり信頼の日本製!

ACE 6石トランジスターラジオキット4.jpg ご覧の通りです。

まず問題ないだろうとは思いつつ,念のため,テストしてみると全部,ほとんど容量抜けしていません。やはり電解コンデンサは日本製がいちばんだと思います。

ACE 6石トランジスターラジオキット6.jpg ケースに入れました。

さて,スイッチON~~~!!

いきなり,カリ,カリと雑音が聞こえますので,一応,成功のようです。ウンともスンとも言わない場合はトラブルありです。

しずかにダイヤルを回すとなんと,すでにNHKが受信できちゃうじゃないですか!! おまけにかなりの感度で,大音量で鳴ります。ダイヤルの位置もほとんど同じですし,さらに高周波の方へ回してもいろんな民放がそれぞれ指定の位置で鳴る感じです。

う~~ん,おそらく,本機は事前にOSCコイルやIFTが調整してあって,ほとんど無調整でもちゃんと鳴るようになっていたんだと思います。

本機は中学の技術の授業などで使用されることが多かったので,中学生が配線しても必ず鳴るように,事前にメーカーで調整してあったのだと思います。せっかくはんだづけして配線しても鳴らなかった,じゃ,かわいそう,と思われたのでしょう。キットを作る会社として,責任を感じておられたのだと思います。

本当に頭の下がる思いです。OSCコイルやIFTはインダクタンスをあらかじめ設定された値に調整してから,箱詰めされたのだと思います。秋葉なんかでバラバラに部品を買ってきて組み立てたらこうは行きません。

    ☆          ☆          ☆

さて,ようやく配線は完了しました。ほとんど調整なんてしなくても高感度で動作する状況ですが,次回はじっくりトラッキング調整をしてみたいと思います。

それにしても念願のACEの6石スーパーのキットを入手できてよかったです。それに,おそらくは70年代の製造で,45年くらい前のものだと思います。実際に今でも動いてびっくりですけど,長年,寝てばかりいた貴重なゲルマニウムTrも働く機会を得て喜んでいるでしょう。


nice!(8)  コメント(2) 

今年も秋じゃがいもが穫れました

2019年1月20日の日記

今年も昨年夏に植えた秋じゃがいもが穫れました。

さすがに連作障害が心配で,今回は種芋を植えるときにシリカを肥料と一緒に芋の下に撒きました。結構,うまくいくようです。

そのおかげか,北陸の実家ではたくさん穫れました。

化学肥料を少し使ったほかは,生ゴミで作った堆肥をやりました。農薬は一切使っていません。

ただ,残念ながらiruchanが住んでいるところでは台風にやられ,茎が倒れてしまったのでさっぱりでしたが,それでも割に穫れた芋は大きかったです。

年末に,茎もすっかり枯れたので収穫しました。

'18秋じゃがいも収穫.jpg 何の箱に入れているんだ....。

これだけ穫れました。いちばん大きいのはソフトボールくらいあります。

秋芋は春に植える芋とは種類が違い,デジマやニシユタカです。普通,スーパーじゃ売っていないので,珍しいと思います。ホクホクしておいしい芋です。

じゃがいも茹で.jpg 鍋で茹でます。

これらのうち,10個くらいを小さく切って鍋で茹でました。

ミンチ肉.jpg 具を作ります。

その間に,たまねぎのみじん切りを炒めたあと,150~200gくらいの牛ミンチをあわせます。塩,こしょうで味付けした後,iruchanはコンソメを1個入れました。

コロッケたね.jpg たねをつくります。

この後,普通なら小麦粉→卵→パン粉の順で衣をつけるんですけど,最近は卵と薄力粉と水(または牛乳)を先に混ぜたバッター液と称するものを作り,そこにたねをくぐらせてパン粉をつけるやり方がはやっているそうです。

今回,初めてバッター液を使いましたが,やはり早くて簡単。それに手も汚れないし,快適です。今後はこうします。

コロッケ揚げ.jpg 180℃で揚げます。

あとは,普通のフライと一緒で,180℃くらいの油で揚げます。うっかり,140℃以下に下がっちゃうと,たねが溶けちゃって失敗しますので,注意が必要です。iruchanも何回も過去,失敗しました。

まあ,コロッケなので,すでに火は通っていますから,衣が茶色になるくらいですぐに出します。とんかつとかだとしつこく揚げておかないといけませんけどね。

コロッケできあがり.jpg できあがり~~[晴れ][晴れ]

子供ら(♂,♀各1匹ずつ)はおかわりして,このコロッケ1人なんと7個も食べました。やはりうちで作ったコロッケは無農薬だし,とてもおいしいですね~~。

と言う次第で,iruchanはラジオや真空管アンプ,鉄道模型ばかりじゃなく,コロッケも作れて,女子力高いのです.....(^^;)。


2019年1月30日追記

iruchanは英語を勉強しているのですけど,このことを先生(米国人)に話していると,

 "I dredged potatoes with breadcrumbs......"(じゃがいもにパン粉をまぶしました)

と話したら,先生は

 "Oh, it's panko!"

といふではないですか! iruchanはパン粉はbreadcrumbといふと思っていました。

なんと,アメリカではふつ~にpankoで通じるそうです。

え~~っと思ったのですけれど....。Wiktionaryには出ていますが,ロングマンやオックスフォードの英英辞書にも載っていませんから,まだ一般的な用語ではなさそうです。

なんでも,breadcrumbというのはパンくずであって,いろんな種類があり,日本でフライに使うようなのはやっぱりpankoなんだそうです。

そういや,いまじゃ普通にAKitaやShiba(犬)は通じますし,そういう固有名詞じゃなくても,sukoshiなんて形容詞も普通に使われているようです。Just sukoshi! (ほんのちょっと)なんて通じるそうです。sukoshiは日本に進駐したGIたちが持ち帰った言葉のようですけど.....。

逆に,なんで日本では犬の名前にポチってつけるのかというと,米国の口語のpooch(犬)から来ていると思います。

おそらく,戦後,日本に進駐してきたGIたちが日本で犬を見つけ,pooch! と呼んだことから,周りの日本人がポチと聞き違えて犬の名前に定着したのだ,と思います。

ただ,どうも最近の研究によると明治時代からポチが使われていたらしく,進駐軍の兵隊が持ち込んだ,と言うのを否定する考え方があるようです。

でも,それだっておそらく,横浜の外国人居留地に住んでいた米国人がそのように呼んだので定着したのではないかと思いますし,明治時代にポチが使われたのは東京周辺だけだったのではないか,と思います。やはり全国的に広まったのは日本の敗戦後だと考えるのが自然だと思います。


nice!(6)  コメント(0) 

コアレスモータ対応鉄道模型用コントローラの開発~その17・PIC版KATO KC-1~ [模型]

2019年1月15日の日記

今日は前回に引き続いて,KATOのKC-1コントローラと同等の機能を持った自作のPIC版KC-1を作っていますが,今日は過電流保護機能を組み込んでみます。

実物のKC-1はサイリスタを使った電流遮断型保護回路となっていて,負荷電流が1Aか2Aの選択ができますが,これらの値を超えるとサイリスタが動作して出力電流を0にします。

一般的に定電圧電源など,電源装置の保護回路としてよく使われるのは電流制限型で,iruchanも鉄道模型のコントローラとしてはこの電流制限形をずっと使っていました。最近よく使われるポリヒューズも動作としてはこういう動作をします。なお,ポリスイッチという別名もありますけど,スイッチのように,完全に電流を切ってくれるものではありません。

電流制限形の保護回路の場合,保護動作としては,一定の電流以上は流れない,と言う保護動作になります。こうすると制御用の素子(バイポーラTr,MOS-FETなど)を保護することができます。

ただ,この場合,負荷から見ると一定の電流を流してしまう,と言うことになるので,結構危険な保護動作です。Nゲージの場合,モータに1Aも流すと結構発熱し,危険です。ボディがプラですから,ボディが変形することもあり得ます。HOゲージのようにボディが金属製なら大したことはないですし,HOゲージだとモータも大きいので,それほど発熱しないのでマシですけどね.....。

また,ポリヒューズはUSBコネクタの保護素子としても多用されていて,USBは最大1A流すことができますが,その保護用としてポリヒューズが入っています。よく,USBに接続したのに認識しない,と言うトラブルがありますが,こういう場合,このポリヒューズが物理的に断線して故障していることがあります。過電流で壊れちゃったんですね。普通は壊れないんですけどね。また,ポリヒューズも保持電流が大きすぎ,1Aでトリップするものでも,保持電流は0.5Aです。これじゃ,せっかく動作しても0.5Aの電流を流し続けるのは困ったものです。半導体を使った電流制限形の保護回路も,より安全なホールドバック形,と言うものもありますが,これも最大負荷電流が1Aで,保持電流が0.1Aと言う保護回路は設計できません。

ということで,やはり鉄道模型用としては,過電流を検知したら電流を完全に0にする,電流遮断型が安全です。

でも,これを簡単に電子回路で実現しようとすると......,意外に大変なのです。KATOのKC-1もサイリスタを使っていますし,教科書を見てもかなり複雑な回路が解説してあります。何個もTrが必要となり,回路は複雑です。あることをきっかけとして,なんらかの状態を保持する,というのは意外に電子回路ではめんどくさいのです。サーキットブレーカを使えば簡単ですけど,これはこれで値段が高いですしね。

それに......。

電流遮断型だと,電流制限形のように,自動的に復帰する,と言うことができません。あくまでも何か別のスイッチを設けてリセットする,という動作が必要になります。まあ,実際の電車でもこうだし,普通,過電流が流れた,というのは事故なわけですから,自動で復帰する,というのは本来はおかしな話です。ちなみに,ポリヒューズは過電流が解除され,素子の温度が下がったら自動的に抵抗が0になるので,自動復帰します。

前回のハードウェア版KC-1改ではR-Sフリップフロップを使った回路にしました。R-Sフリップフロップだとある状態を記憶してくれるわけですから,電流遮断型の回路に応用できます。

過電流を検知するとR-Sフリップフロップが動作し,電流遮断動作を保持します。リセットするには別のスイッチでR-Sフリップフロップをリセットします。

今回,PICを使っていますから,ソフトウェアでこういうことをやろうと考えています。

ソフトウェアでやるなら,こんなこと簡単なわけです。OCR_flagというような変数を設けておいて,過電流を検知したらその変数を1にし,リセットするまで出力をoffにすればよいわけです。

とすると,回路も非常に簡単になります。

出力部分と保護回路だけを描くとこのようになります。

OCR circuit.jpg保護回路です。

MOS-FETのソースに挿入した0.22Ωで過電流を検知します。仮に1Aとすると,この抵抗の両端の電圧が0.22Vを超えたら過電流と判断すればよいのです。

回路は複雑に見えますが,0.22Ωとリセットスイッチ,プルダウン抵抗27kΩがミソです。

10kΩと10μFはハイパスフィルタで,今回,PWMコントローラですからノイズが多いので,誤って保護動作をしないよう,フィルタで動作を緩慢にしておきます。なくてもよいと思いますが念のため,入れておきました。

それをAN3ポートに入力し,その電圧をPICのソフトで監視します。

リセットはA3ポート(#7ピン)をhighにすることにより解除します。27kΩでプルダウンしておきます。

kato kc-1(PIC) OCR.jpg テストです。

PICのAN3ポートに乾電池をつないでテストしてみます。

赤色のOCR LEDが点灯し,出力がoffとなります。電池を外してもこの状態を維持します。

う~~ん,こうしてみるとこの赤色LEDもほとんどオレンジだな......。最近はLEDも中国か台湾製ばかりで,どうもかなり波長が短めで赤色LEDと言ってもこのようにオレンジ色に近いものばかりです。

kato kc-1(PIC) reset.jpg リセットします。

リセット用のタクトスイッチを押すと,A3ポート(#12ピン)がhighとなり,リセットされます。PWM出力が再開されるので,出力モニター用のオレンジ色のLEDも点灯します。

ついでに,遊びでリセット信号モニタ用の青色LEDをつけちゃいました......(^^;)。

秋月で売っている,アイスブルーという青色LEDです。普通の青色LEDはギラギラと原色でどうにも好きになれませんが,これは上品な青色だと思います。

      ☆         ☆          ☆

実を言うと,PICのソフトを変更し,OCR動作時でも,たとえば1秒おきに10msくらいの瞬間的なパルスを出力させ,そのとき,先の0.22Ωの電圧を測定して0.22V以下なら出力を再開させる,という自動復帰動作も可能なんですけど.....。

一応,やはりリセットは手動で入力するようにしました。

以上でソフトウェアの開発は完了です。次回はケースに入れて完成させたいと思います。


nice!(9)  コメント(0) 

けふの部分日食

2019年1月6日の日記

けふは午前中に部分日食がありました。皆様のお宅では観察できましたでせうか。

部分日食'19.1.7 10:04.jpg 10:04頃

ほぼ最大食の時間だと思ひます。やはり冬の朝なので角度が低く,電線が邪魔~~[雨][雨]

部分日食'19.1.7 10:21.jpg 10:21頃

なんか,朝から曇りでけふは駄目かと思つたらなんとか日食時間帯だけ少し晴れ間が見ゑました[晴れ]。でも,周りは雲だらけで,これぢや,まるでなにか世界が風雲急を告げてゐるやうな写真になつちやいました。午後からは曇つちやって,なんとか観察できてよかつたです。

でも,NV8フヰルタアを使ても厳しひ~~!! 部分日食だと明るすぎ,もっと暗いフヰルタアが必要なやうです。

nice!(9)  コメント(0) 

炊飯器の修理~日立IH炊飯器 RZ-SV100K~ [電子工作]

2019年1月1日の日記

日立 RZ-SV100K.jpg いつも使っている炊飯器です。

新年早々,iruchanは炊飯器を修理することにしました.....[雪]

どうも昨年の夏あたりからパネルのボタンの調子がおかしく,何度も押さないと認識しなくなりました。一番重要な炊飯ボタンと,タイマーの切り替えボタンが何回も押さないと認識できません。

これ,よくある話ですよね....。

原因と対策はすぐにわかるのですが,実際やってみるとかなり大変そうなので,結局,今まで我慢して使っていました。ただ,昔は数回だったのに,最近は20回くらい押さないと認識しない状況となってきて,いずれまったく認識しなくなってご飯が炊けなくなると思います。それじゃ,まさしく マンマの食い上げ という状況ですよね......[雨][雨]

そうなる前に事前に修理しておこうと思います。

原因はタクトスイッチの不良です。

炊飯器だけあって,高温と高い湿度に毎回,さらされるのでそのうちに接点が腐食してくるのか,導通しなくなるんですね。

対策は交換しかありません。

メーカに出すと簡単に基板を取り替えてハイ修理完了! ってところなんでしょうが,いくらかかるかわかりません。おそらく数千円~1万円超という感じだと思います。基板はせいぜい数百円ほどなんでしょうけど,何せ人件費が高いですからね....。タクトスイッチだけだと1個10円未満だと思いますが.....。

と言う次第で,iruchanは正月休みの間に片付けようと思いました。

早速分解します。

ところが,残念ながら,前面のスイッチなので,もし,上面のカバーが外せれば簡単なんですけど,炊飯器の場合,そこにお釜が取り付いているのですから,そんな構造にはなっていません。

使っているのは日立のRZ-SV100KというIH炊飯器。マイコン制御基板を取り出せればスイッチの交換ができます。予想通り,一度底面カバーを外して内部の制御部取り付けねじを外す必要があります。底の5本のねじを外すとお釜のIHヒータや制御部が見えます。

日立 RZ-SV100K-1.jpg 底面カバーを外したところ

最初,ここからどうしよう,と思いました。驚くほど内部はびっしりで,制御部が取り出せそうにありません。

なんとか,制御部の底の方(実際には炊飯器の上の方ですけどね)に4本,ねじがあり,それをなんとか外したら制御部が取り出せませました。

日立 RZ-SV100K-2.jpg  部分にねじがあります。

ここまで来れば簡単で,問題のタクトスイッチも取り外せそうです。↓ のタクトスイッチが2個,不良になっているようです。

日立 RZ-SV100K-3.jpg 制御基板

ついでに,基板上の部分のリチウムボタン電池も消耗して,まったくLCDパネルが表示されなくなる故障も多いようです。一緒に交換してもよかったですけど,今回はそのままです。

タクトSW交換.jpg タクトスイッチを交換しました。

左は交換済みで,右の赤いボタンのものはオリジナルです。どうも秋月で10個120円で売っている中国製のものと同じような.....。

タクトSW.jpg 交換用のタクトスイッチ

幸い,基板は片面基板で,タクトスイッチもスルーホールタイプなので手持ち なんでそんなのが家にあるんだ もありますから,簡単です。使ったのはiruchanがいつも使っているアルプス電気のSKRGADD010というスイッチ。最近もKATOのKC-1コントローラをPICで再現した基板で使いました。日本製だから信頼性高そう。φ6mmで,ピン間隔5mmのものです。もとの基板の孔のピッチとぴったりでした。とうとう使い切っちゃったので,今度買いだめしておきます。

例によって無鉛はんだを使っているようで,外しにくいですが,なんとか外れました。

問題の2個のタクトスイッチを取り替えて修理完了! でした。結構,分解に時間がかかりましたけど,トータル1時間,と言ったところでした。

テストしたらちゃんと動作します[晴れ][晴れ]

日立 RZ-SV100K-5.jpg ちゃんと炊飯ボタンも一発で動くようになりました。

これで,今日もおいしいご飯が食べられますね。嫁はんは大喜び。娘もオヤジが直したのでびっくりしていました[晴れ]

    ☆          ☆          ☆

ついでに,頭にきたので取り外したタクトスイッチをテスターで調べてみます。

案の定,どちらも何回も押さないと導通しません。それどころか,1個は完全に導通不良で,OLの表示をするだけです。かろうじて,1個は導通しましたが,導通しても80~200Ωくらいの接触抵抗があるようですし,やはり何回も押さないと導通しません。だからマイコンが認識しないんですね~。

タクトSWテスト.jpg こりゃ,あかん.....

では,皆様,今年もよろしくお願いします。


nice!(5)  コメント(0) 

謹賀新年

2019年元旦の日記

皆様,あけましておめでとうございます。

襟裳岬3(謹賀新年'19).jpg 北海道・襟裳岬

本年が皆様にとりまして明るく,幸せな年でありますよう,祈念しております。

本年もどうぞよろしくお願いします。

nice!(7)  コメント(2) 

鉄コレを買ひに~鉄道コレクシヨン・京浜急行旧600形冷房車~ [模型]

2018年12月27日の日記

第10回京急鉄道フェア.jpg

とうとう年も押し詰まってまいりました。これで今年最後の更新です。本年もどうもご愛読ありがとうございました。

今年は年の最後にiruchanにとってはビッグなプレゼントがありました[晴れ]

なんと,大好きな京浜急行の旧600形の冷房改造車の鉄コレが出るんです[晴れ][晴れ]

5年前に冷房改造前のオリジナルの鉄コレが発売されています。それを冷房改造しようかとも思っていたのですが,いずれ冷改車が出るだろう,と読んでそのままお蔵入りになってしまっていました。

ようやく冷改車が出ることになりました。

実は,非冷房車から冷房改造をするのはこの車の場合,かなり難しい話になります。特に,非冷房車は換気口つきのモニター屋根になっていて,もとの非冷房車の屋根が使えません。それに,車体の方も運転台部分の屋根に切欠きが設けられ,屋根の形状も変わってしまっています。一時はGMの600形キットの屋根板を使って改造しようかとも思ったのですけど......。

面倒だな,と思っているうちにとうとう,冷改車の鉄コレが出ました。

一応,早めに情報はつかんでいたのですが,ちょっと心配したのは販売個数。普通は鉄コレは1万個なんですけど,これは5000個。ちょっと少ないんじゃ,と思いましたが,最近の鉄コレの販売数はこんなものなのでしょうか。明らかにこの前の京阪1900系冷改車など,ほかの鉄コレも事業者限定のものでも行列が短くなっているし,値段が上がったこともあり,以前ほどは売れなくなっているようです。

さて,iruchanは発売当日,前回同様,北陸から新幹線に乗って上大岡の京急百貨店へ向かいました。まだ開店前から並ぶ人が多いので,早速,社員の方がエレベータに案内してそのまま7Fのフェア会場へご案内いただきました。屋外で並んでちゃ寒いし,本当にありがたいです。7Fでも,"トイレに行く方はご連絡ください" と会場のお姉さんが呼びかけていますし,至れり尽くせりのサービスには感激です。ありがとうございました。

京急・旧600形冷房車鉄コレ.jpg とうとう出ました....[晴れ]

ただ.....。

前回の非冷房車や,iruchanは買いに行きませんでしたけど,並んでいた人の話だと昨年の1000形冷改車に比べるとかなり並んだ人は少なかったようです。

う~ん,iruchanもちょっと残念ですけど,京急の旧600形はもう,生前の姿? を覚えている人も少なくなり,人気のある車種じゃなくなってきているのでしょう。それに,並んでいる人の年齢を見てみるとどう考えても平均年齢は50を超えている感じ.....。もうそんな時代なんですね....。だから京急百貨店さんも販売台数を減らした,と言う具合なのでしょう。

まあ,鉄コレに限らず,鉄道マニア自体もずいぶんと平均年齢が上がっているし,iruchanもやっているオーディオや電子工作なんかもすっかりおじさんの趣味となり,若い人はスマホにSNSなんでしょうね~。それにどんどん,若い人は減っているわけですから.....。

と言うわけですが,気を取り直してあこがれの旧600形冷改をゲットできました。本当にうれしいことです。今回はプレミアム仕様ということでブックレットつきも発売されましたので,往年の600形快速特急の姿も楽しめます。

ミニフォトブック.jpg プレミアム版のミニフォトブック

京急・旧600形冷房車鉄コレ1.jpg なかなかうまく雰囲気を捉えていると思います。

色もなかなか深みがあって,いい感じです。やはり前照灯は点灯化工事をすることにしませう。

京急・旧600形冷房車鉄コレ2.jpg 側面

台車は東急製TS310を履いています。ちょっと600形はOK台車,と言うイメージがあるのでiruchanは2本目をOK台車で改造しようかと考えています。

京急・旧600形冷房車鉄コレ3.jpg 屋根上

残念ながら,冷房改造時に屋根も大幅に改造され,この前の非冷房車の鉄コレを冷改するときも屋根板の交換が必要なのであきらめました。

さて,年が明けたらじっくりとNゲージ化に取り組んでみたいと思っています。

    ☆            ☆            ☆

iruchanの嫁はんが珍しく今年はクリスマスプレゼントをくれました[晴れ][晴れ]

アナ雪座布団.jpg アナ雪ざぶとん。かわい~~[exclamation]

嫁さんは手芸が趣味で,いろいろなにやら作っていますが,今年はアナ雪の生地を使ってざぶとんと背もたれカバーを作ってくれました。背もたれの生地は夜はが光ります!


では,皆様本年もどうもありがとうございました。よいお年を。


nice!(7)  コメント(0) 
前の10件 | -