So-net無料ブログ作成
検索選択

さよなら,富士ぶさ [紀行]

2009年3月13日の日記

とうとうこの日が来てしまいました。先ほど,「富士」と「はやぶさ」の最終列車が出て行きました。

九州ブルトレは当方も憧れの存在で,特に中坊のころ,世を挙げてブルトレブームとなり,ブルトレに乗るのが夢でした。当時,EF65 500番台が全盛期で,中学を卒業する頃,1000番台に変わりました。大学生になって,EF66が牽引するようになりました。その頃,ようやくその夢は叶いましたが,どうにも関西は夜行列車には中途半端で,ブルトレに乗りたくても乗れない,と言うのが実情でした。まだその頃でもブルトレは全盛で,特に,ヨーロッパスタイルのEF66が牽くようになってますます人気が出た,と言うように思います。

あれからまだ20年ほどしか経っていないのに,もう九州行きのブルトレは消えてしまいます。もはや夜行列車,と言う時代ではないのかもしれませんが,1,000kmを超える距離なのに夜行列車がない,というのは異常だと思います。

また,世の中ももはや夜行を必要としない,と言う時代になってきたのですね。飛行機もありますし,格安の夜行バスもどんどん増えていますから。特に,バス会社は規制緩和で新規事業者がどんどん増えている,と言う有り様で,観光バスの会社が夜行バスを運行したりしています。値段も安く,利用者も喜んでいるようです。

ただ....,と思います。夜行バスなんてやっぱり危険です。運転手さんが居眠りしたら一巻の終わりですし,テロやバスジャックをやろうと思えば鉄道より簡単でしょう。新宿駅バス放火事件なんてのもありましたしね。いずれこういう事故や事件が起こるのではないかと危惧しています。

それもこれもやはり国鉄分割のせいでしょう。九州ブルトレだとどこの会社も儲からないし,なぜか車両は九州持ち,なのでこれでは新製するのもままならないでしょう。そもそも旅客会社は機関士を養成するのにも,夜間,駅員を配置しておくにも金がかかるから,と言うことで夜行はやりたくない,と言うのが本音でしょう。昔だったら貨物の機関士に引っぱらせて楽だったというところですね。

といって,JR側もサービスの向上をしませんでしたね。東京に着くのが昼前,なんてのが夜行列車でしょうか。東海道線の混雑を避けるため,このような時間帯になったのは相当昔の話ですが,やる気があれば小田原から貨物線に入って品川の臨時ホーム着,なんてこともできたでしょう。横浜羽沢着でもよかったのではないでしょうか。それにイギリスで夜行に乗ったときに感心したのですが,終着駅についても10:00くらいまで車内で寝ていられます。おまけに簡単な朝食(紅茶とビスケットくらいですが)が出ますし,何より料金が1等個室で30ポンドでした。5,000円くらいですね。日本は寝台料金に加えて全然速くないのに特急料金まで取られるし,これでは誰も乗らなくなるのは当たり前です。サービスの向上をせず,"自然死"を待っていた,としか言いようがありません。

「あさかぜ」や「銀河」などはぜひ座席車かカーペット車付で復活させてほしい,と言うのが当方の願いです。「ながら」もなくなってしまったので,座席付で「銀河」を,と思っています。そういえばイギリスの夜行は個室寝台から座席車までついていました。こう言うのが理想の夜行列車,ではないでしょうか。

分割してしまったために旅客会社が儲からない,と言うのであれば,第2種鉄道事業者免許をどこかの会社が取って,車両を作って豪華な夜行列車を走らせる,というのはどうでしょう?若者向けに座席車も作って車内でコンビニでも営業すれば,それなりに採算は取れるのではないでしょうか。

と言う次第で,さよなら「富士ぶさ」ツアーと行きたかったのですが,昨秋から仕事がめっちゃ忙しく,乗りに行けませんでした。写真を貼っておわりにしませう。

はやぶさ('93.3).jpg

富士.jpg

さくら.jpg

      東海道線三島~函南の定番撮影地にて('93.1)

3月17日の日記

とうとう怖れていたことが起きました。東名牧ノ原SAでJRバス関東の夜行バスが炎上しました。亡くなった方がいないのが不幸中の幸いです。やはり夜行バスは危険です。鉄道だったら防火対策も十分ですし,何より車内が広いし,となりの車両に逃げることも可能です。ぜひ夜行列車をなくさないでほしいと思いました。

2012年5月3日の日記

先月の29日に関越道で夜行バスが道路脇の防音壁に突っ込み,7人の方が亡くなりました。原因は運転手の居眠りでした。これから詳しい状況が明らかになっていくと思いますが,700km近い距離をたった1人で運転している状況も過酷ですし,どうも運転手は日雇いだったようで,バス会社のいろいろな法令違反も明るみに出てきています。そもそも,金沢~東京ディズニーランド間のツアー料金が3,500円などというのは安すぎませんか。お客さんの数から考えると,ツアー会社の取り分を引いて,実際にバス会社が受けとる金額は10万円くらいなのではないでしょうか。こんな金額で安全に運行できるわけがないと思います。と言うわけで,業界そのものの体質が問われると思います。過当競争のため,どんどん安いバス会社に仕事が流れ,そんな会社は安全軽視で人件費を削るのは明らかです。

規制緩和をしすぎてバスの許認可も単なる届出だけで新規路線開設ができるようになっている今の国の規制のあり方も大いに問題だと思います。特に,この貸切バスの場合は路線バスよりさらに規制が緩いらしいので,大変です。もっとしっかり規制してほしい。そもそも3,500円という運賃で安全に運行できないとは思わないのでしょうか。

また,何でこんなところに防音壁があるんだ,と思ったらこのような突っ込み事故を防止するため,現在は擁壁から連続して防音壁などの構造物を設置するように規制されているようですが,この区間は規制前の設置のため,唐突に防音壁が設置されていました。なんだかあらゆる事故を想定して安全を確保する,と言う意識が低い高速道路会社の姿勢も問題だと思います。どこかの原発と同じ,と言う気がします。

と言う次第で,やはり夜行は鉄道に限る,という気がしました。夜行列車なら機関士が居眠りしても1分後に自動的に非常ブレーキがかかるだけですからね.....。


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。