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マイクロエース ED16,ED18 & EF10 24 [模型]

2009年2月末の日記

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      ED16 10 沼津機関区100年祭にて('86.8) 

正月に実家に帰って持ち帰ってきた旧型電機を整備しています。

まずはED16から。ED16は1931年から中央線の甲府電化と上越線清水トンネル電化を控えて製造した電気機関車です。戦後はこれらも本線ですから輸送量の激増にD形機では力不足となり,青梅線や南武線,阪和線へ回されました。青梅線などは片勾配で,負荷の大きいときが下り勾配だったので都合がよかったようです。ちょっとボールドウィンタイプの箱形のED19に似ていて,スマートな形態が人気です。私もさすがに現役のときに写真が撮れませんでしたが,拝島駅に寝ていたのをみた記憶があります。あと,国鉄時代末期の各地のイベントで見かけました。

と言う次第で,2001年4月にマイクロエースから出たときは速攻でゲットしています。オークションなどでは高くなっているようですね。

ところが,今回,新たに整備しようと箱から出してみると,ケースの後ろ側の側面になにやら気泡が...。ん?と思ってひっくり返して調べているうちに手のひらに茶色い粉が....

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何じゃ,こりゃあ~~っ!!(草彅剛じゃなくて松田優作の声で!古っ!)

どうも,金型から取り出すときに表面に付着していた剥離剤をそのままきれいに洗浄しないまま塗装してしまったようです。気泡もそれが原因ですね。さすがに発売されてから10年近く経つので,いまさらマイクロに文句を言っても取り合ってくれそうになく,速攻でイソプロピルアルコールにドボンです。ちょっと腹が立ったので,ネットに晒しておきます。イソプロピルアルコールはホームセンターやオートバックスなどでガソリンタンクの水抜き剤として売られているので買ってくるとよいでしょう。純度99%以上のものにした方が無難ですね。それと,寒冷地では屋外の灯油タンクの水抜き用として,リットル単位で売っているそうで,これなら安そうですが,実家近辺では売っていませんでした。もっと寒いところへ行かないといけないようです。

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   通称,"磯風呂"に浸かっています。いい湯だな~~!

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こんな姿になっちゃいました。次回は塗装状況を報告します。

機嫌をとりなおして,次はED18。

こちらは同じ月に発売された復活2号機です。オリジナルは大正時代,いよいよ東海道本線の電化に向けてイングリッシュ・エレクトリックに発注した1030,1040,6000形などの一連の機関車群です。改番があって非常にややこしく,中央本線用にED17形とED52形に統一されますが,ED18 1~2はED17から,ED18 3~6はED52形からの改造です。特に,戦後になって飯田線用に中間に遊軸を設けて軸重軽減を図ったED18形(2代目)が登場しています。このとき,形式を変えれば問題はなかったのでしょうが,過去と同じ形式にしてしまったので混乱を助長しています。マイクロの2号機は原型はED17 16です。

それにしてもあまり電気機関車が得意ではない,英国に発注するあたり,どうにも当時の鉄道省の考えが間違っているような気がしますが,日英同盟最後の年の1923年に輸入しているので何か政策的なものを感じます。戦後賠償ならドイツなのでしょうが(実際,ディーゼルのDC11なんかはそうですね),何かあったのだと思います。また,ED52というと関東大震災のため,荷揚げ中に海に転落し,修理のため,再度英国へ帰ったのがいますね。

やはり電機があまり得意ではなかった英国製のためか,カム軸式の制御器を使っていたり,トラブルが多く,いろいろと改造ばかりして結局は内部の機器は国産ばかりになっています。JR後,飯田線で復活したのもむしろEF60などと共通の部品が多くて修理しやすかったのかもしれません。実物はとうとう2005年のゴールデンウィークにモータ焼き付きを起こし,修理不能となって引退に追い込まれていますので,模型で復活させようと思います。まあ,気合いがありゃ直流直巻電動機なんてなんとでも修理できる(と言うより新製してしまう)と思いますが,SLの台枠まで新製してしまった九州さんとは違うようです。

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ライト基板。やはり電球です。電球と横のダイオードを取っ払って電球色LEDにしました。電流制限抵抗が必要ですが,220Ωを裏側につけています。

こうして無事に"復活"しましたが,試運転で逆向きのときにキーッと甲高い音で走行します。またバラして調整しますが,うまく行きません。何回かバラして調整して元に戻りました。結構苦労しました。

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内部。また逆向き点灯防止用のコンデンサがついていますので,ついでに撤去します。

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なかなかいい感じです。カプラーもNカプラーにしました。なんかマイクロの旧型電機はどれも車体がてかりすぎですね。

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ED18 2復活です。12系でも牽かせましょうか。

最後に,EF10。これも飯田線で活躍しましたが,買ったのはEF10 24。例の関門用の1両だけステンレス無塗装だったやつです。旧型機でデッキ付なのにシルバーの車体が好きで,速攻で買いました。オリジナルは東海道本線の貨物用に,EF53とペアみたいにした貨物機で,1934年登場です。25号機以降は関門用で登場し,あとから22~24号も加わっています。

ご存じの通り,関門トンネルは戦時中の完成で,突貫工事のためか,土被りが5,6m程度しかないところがあると聞いています。そのため,当時から海水が漏れてきて車体の腐食が激しいので,'53年以降,5両がステンレス車体に変わっていますが,24号のみ最後までシルバー無塗装でした。ステンレスと言っても腐食しないわけではないので,EF81 300同様,途中で塗装されてしまったものも多いわけですが,デッキ付なのにシルバーというのは本当に異色で,ぜひほしい機関車でした。

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ライト基板。黄色LEDです。もとがLEDなので,交換は簡単です。

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オリジナル基板。電流制限抵抗(左)は1kΩですが,470Ωに取り替えました。LED右横のコンデンサは撤去します。

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             電球色にするとすごく映えますね

さて,さっきのED16ではものすごくけなしてしまいましたが,このEF10はマイクロの傑作だと思います。鋳鋼製の台車枠のエッジもシャープですし,車体のバランスも非常によいです。Hゴムやルーバの表現もよくできています。ちょっと前照灯の形状がおかしいですが,点灯式にするための導光材の内蔵を考えると仕方ないでしょう。走行もスムーズで,よくできています。なんて言うか,どうにも出来,不出来の差が激しいのがマイクロエースなのでしょうか。EF10はよくできていると思います。20系あさかぜでも牽かせて往年をしのぶことにしましょう。また,九州の鉄道記念館に35号が保存されているようなので,一度見に行きたいと思っています。そういえば,"世界の鉄道'74"に北九州の老松公園に保存されているときの写真があります。当時,父に頼んで買ってもらった本ですが,よく読んだので覚えています。当時,まだ小学生だったのですが,恐るべきガキですね...。いまもその"世界の鉄道"は本棚に置いてあります。

 

 

 


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